行動量×思考で未経験から副部長へ。
28歳・一児の父が語る仕事との向き合い方
前職の楽天グループ株式会社で若手トップの評価を受け、充実したキャリアを歩んでいた姜さん。しかし、さらなる自己成長と、個人の努力や成果がダイレクトに評価へと還元される環境を求め、M&Aアドバイザーへの転身を決意しました。入社前に抱いていたBtoB営業未経験ゆえの不安を、徹底的な「思考の深化」と自己規律によって乗り越え、現在は28歳という若さで副部長としてチームを牽引しています。ストイックに成果を追及する姜さんは、プライベートでは一児の父!公私ともにスマートにこなす姜さんに、これまでの歩みと、M&A総合研究所で得られる成長の真髄についてお話を伺いました。
仕事の原点と、新たな挑戦への決断
Q.前職での業務内容と、当時大切にされていた働き方について教えてください。
前職では楽天グループ株式会社に在籍し、新規モバイル事業の基地局開設における企画職を担当していました。事業の立ち上げフェーズだったので、社内の方針や重要な指標が毎年のように目まぐるしく変化する環境でした。私自身、その変化に対応しながら新しい業務に挑戦することに、非常に大きな面白さを感じていました。
立ち上げ期ゆえに膨大な社内手続きや部署間の調整業務、知識の修得とやるべきことが山積していたので、当時はほぼすべての時間を仕事に費やす働き方をしていました。1日単位というよりは、1年365日、朝も夜も、そして土日も含めて常にパソコンを起動し、仕事に向き合っているような日常でしたね。
私は決して手際よく作業をこなせるタイプではなく、他のメンバーがいない朝早い時間に出社して作業を片付けたり、夜遅くまでオフィスに残って業界知識のインプットに時間を割いたりと、とにかく時間を投下して行動量を増やすことで成果を出そうとしていました。
Q.最初からその企画業務に携わっていらっしゃったのでしょうか。
いえ、最初の半年間は個人宅のお庭などに基地局を建てるための個人営業に従事していました。北海道エリアの配属だったため、札幌を拠点に、時には函館まで車で5時間、さらにその奥の松前まで1時間以上かけて出張に赴くなど、非常に広大なエリアをカバーする泥臭い営業スタイルでした。
移動距離の長さや、お客様一軒一軒の交渉を重ねる日々は体力的なタフさが求められましたが、当時の自分にとってはビジネスパーソンとしての基礎を築く非常に良い経験となりました。その後、仙台に異動して北日本エリア全体の統括を任されるなど、やりがいのある仕事を経験させていただきました。
Q.順調なキャリアに感じますが、転職を意識されたきっかけは何でしたか。
ありがたいことに、前職では若手の中でトップクラスの評価をいただいていました。しかし、数万人規模の大企業のため部署ごとの予算の上限が定められており、人一倍努力して成果を出しても、周囲との報酬や待遇面での差はつきにくいという制度上の現実に直面しました。
また、当時の直属の上長が非常に優秀で尊敬できる方だったことも要因です。その方の指導のもとで成果を残すことができていたのですが、次第に「今出ている成果は、本当に自分自身の実力によるものなのか、それとも優秀な上長のチームにいるからなのか」と、焦燥感を覚えるようになりました。恵まれた環境に甘えることなく、努力と成果がダイレクトに還元される厳しい環境で、自分個人の実力を試してみたいと強く思うようになり、転職を決意しました。
Q.最終的にM&Aアドバイザーという道を選んだ、決定的な理由を教えてください。
実は、最初はコンサルティング業界を視野に入れて転職活動を進めており、実際に大手コンサルティングファームから内定をいただいていました。その道に進むつもりで上長に退職の意向を伝えたところ、「本当に個の実力を試したいなら、次に行くべき場所はコンサル業界ではなく、M&A業界だ」とアドバイスをくれました。
心から尊敬する上長が、私の今後のキャリアを真剣に考えた上でかけてくれた言葉だったからこそ、私自身の胸に深く刺さりました。そのアドバイスを直感的に信じてみようと決意し、勇気を出してコンサルティングファームの内定を辞退。ゼロからM&A業界への挑戦を決め、M&A総合研究所の門を叩きました。
未経験からの出発と、行動から「思考」への転換
Q.これまでの業務と共通点の少ない業界への挑戦に、不安はありませんでしたか。
正直なところ、不安しかありませんでした。私自身の本格的な営業経験は最初の半年間の戸口営業のみで、財務の専門知識も、決算書の正確な読み方も全く分からない状態からのスタートだったからです。周囲には証券会社や銀行の出身者など、財務や金融のバックグラウンドを持つ優秀なメンバーが揃っており、「本当に自分に務まるのだろうか」と自問自答する毎日でした。
入社前に専門書を読み漁って勉強しましたが、独学では的外れな部分も多く、実務での不安を払拭することはできませんでした。最後は「頭で悩んでいるよりも、とにかく多くの経営者様との面談を重ね、生の決算書に触れながら覚えるしかない」と腹を括りました。今振り返れば、その覚悟があったからこそ、新しい環境にスムーズに適応できたのだと思います。
Q.入社後、成果を出すために何を心掛けたのでしょうか。
「成果を出すためには、絶対的な行動量をこなさなければならない」という考え方は、前職から一貫して変わっていません。ただ、その「行動」の質が劇的に変化しました。
前職では、オフィスでパソコンを開いて手を動かす作業時間が業務の大半を占めていました。しかし現在は、事務作業や資料作成に割く時間は全体のごく一部に抑えられています。では、残りの時間を何に使っているかというと、徹底的に「思考すること」です。
経営者様が抱える課題は何か、業界の未来はどう動いていくのか、どのような譲受企業様と結びつくことが双方にとって最善の選択なのか。考えて、考えて、考え抜くという、質の高い思考のために時間を使うようになったことが、自身にとって最大の成長であり変化だと感じています。
Q.当社の合理的な仕組みは、日々の業務にどう活きていますか。
当社の徹底した合理主義とDX・AIを活用した業務プロセスの効率化がなければ、限られた時間で成果を出すことは不可能です。過去の成約事例から得られた高品質な提案資料のナレッジや、契約書等のパッケージがシステム上で高度に一元化・共有されているため、資料作成などの事務作業に無駄な時間を取られることがありません。この効率化された環境があるからこそ、私たちは価値を発揮するために「思考し続ける」ことができます。
当社で活躍しているメンバーの共通点は、この思考の深さが卓越している点です。自分で完璧だと自信を持って準備した資料であっても、上長に相談すると、自身の思考がまだ表面的なレベルに過ぎなかったと痛感させられることが多々あります。私よりも何段階も深いレベルで「なぜ経営者様がその発言をされたのか」という背景の仮説を立てており、その仮説に基づき「次にこう動くから、このアクションを先回りして取っておくように」と的確なアドバイスをくれます。実際にディールがその仮説通りに動き、無事に着地した瞬間を目にした時は、自身のレベルとの違いに強い衝撃を受けました。
時間の制約を力に変える、徹底した自己規律
Q.ご家庭を持たれたことで、仕事への向き合い方や時間の使い方に変化はありましたか。
入社して半年で結婚し、その後に息子が誕生と、大きなライフイベントが重なりました。家族ができたことで、仕事に対するモチベーションはこれまで以上に高く、より強固になりました。守るべき存在ができたからこそ、生半可な仕事は許されないという心地よいプレッシャーを感じています。
時間の使い方に関しては、元来私は仕事とプライベートのオンとオフを完全に切り分けるタイプです。仕事のストレスや中途半端な思考を家庭に持ち込むことはしたくありませんし、逆に家族との時間が疎かになることも望んでいません。お互いの時間を高精度で充実させるために、時間の切り替えについては人一倍強い意識を持つようになりました。
Q.高い成果とプライベートを両立するために、工夫していることを教えてください。
基本的には18時過ぎには退勤するようにしています。しかし、稼働時間を減らして楽をしているわけではありません。成果を出すためには、限られた時間内で誰よりも密度高く働くための徹底した自己規律が必要です。
帰宅後、息子が起きている時間帯は、スマートフォンの通知音だけは緊急時に備えてオンにしつつ、画面は一切見ずに息子との時間を過ごします。そして、息子が就寝した後に、再び一気に集中してパソコンを開き、必要な準備や情報収集を行います。土日も同様で、ダラダラと自宅で仕事をするのではなく、必要な時だけ外に出て集中して業務を完結させ、帰宅後は一切仕事を持ち込みません。
私たちアドバイザーが対面するのは、幾多の荒波を乗り越えてこられた百戦錬磨の経営者様です。アドバイザーの集中力がブレた状態で中途半端に連絡や提案をしてしまうと、こちらの些細な妥協や甘えは一瞬で見透かされてしまいます。一瞬一瞬の質を極限まで高めるためにこそ、オンとオフを徹底的にコントロールしています。
Q.一瞬一瞬の質を極限まで高めるために、取り組まれていることを教えてください。
徹底して勉強を継続することです。社内弁護士から専門書をお借りして労務や法務関係の知識を体系的に学ぶことはもちろんですが、それ以外にも経済学や行動経済学の書籍を読み、ビジネスパーソンとしての視野を広げる努力を重ねています。
大人になってから主体的に行う勉強は、本当に楽しいものです。そして、これらのインプットには「複利の効果」があると感じています。事前に知識や異なる視点を自分の中に持っておくことで、同じ一つの行動、一つの面談を経験しても、そこから吸収できる学びの量が1.5倍にも2倍にも増幅されます。その蓄積が、次の行動においてさらに洗練された提案となって還元されるのです。
実際、行動経済学の知見を取り入れたことで、初回面談での提案資料の見せ方や、経営者様へのアプローチの精度が大きく向上しました。また、私自身の身内の闘病経験から、医療や介護業界の仕組みを徹底的に自主研究したこともあります。一見仕事とは無関係に思える人生のすべての体験やインプットが、M&Aアドバイザーという仕事において、経営者様と対峙する際の強力な引き出しになっています。
正当な評価がもたらす強みと、これからの展望
Q.当社の評価制度についてどのように感じていますか。
M&A総合研究所の最大の魅力は、年齢や社歴といった主観的な要素が一切排除され、昇格の基準が極めて明確かつフェアに定められている点です。非常に負けず嫌いな性格である私にとって、結果を出せば若くても先輩方を実力で追い抜いていけるこのカルチャーは、この上なくフィットしています。
もちろん、家族を持ったことで、結果がすべての実力主義の環境にプレッシャーを感じないと言えば嘘になります。ディールが難航した際には、家族の顔が浮かぶようになりました。
しかし、成果を出せば手心が加わることなく規定に基づいて評価として返ってくるため、非常にクリアで健全なモチベーションに昇華できています。「今期これだけの成果を出して、家族をハワイ旅行に連れていこう」といった具体的な目標を設定し、それをライフプランや資金計画に正確に落とし込めるのは、当社の成果主義の評価カルチャーがあるからこそです。
Q.最後に、M&A総合研究所への挑戦を検討している読者へメッセージをお願いします。
私は、M&A総合研究所に入社したことで、自身の人生を劇的に良い方向へと好転させることができました。まだ20代後半ですが、この年齢でこれだけ質の高い経験を積み、総合的な知識やスキルを身につけられたことは、今後の生涯キャリアにおいて非常に大きなアドバンテージになると確信しています。M&A総合研究所には、未経験者を育成する合理的なAI・DXシステムと教育体制があり、自らを厳しく律して働ける人間にとっては、これ以上ない自由で柔軟な環境が提供されています。
愚直に努力する覚悟だけ持って飛び込んできてください。熱意溢れる仲間と、最前線でともに切磋琢磨できる日を心から楽しみにしています。
