「人生の時間は、やりたいことに使いたい」
─キャリアを切り開いてきたアドバイザーの覚悟
「キャリア」と一口に言っても、人それぞれ思い描く姿は異なります。その中でも、特に家庭を持つ人にとって、転職は人生を左右する大きな決断ではないでしょうか。安定したキャリアを捨てて、あえてベンチャーの荒波に飛び込む――。そんな思い切った決断を下し、M&A総研の成長を牽引してきた企業情報第八本部 本部長の岩沢さん。入社5年目を迎える現在、30名規模の本部を率いる本部長として第一線で活躍する彼に、これまでの歩みとこれからについてお伺いしました。
未経験からたった5年で30名超のマネジメントに至る成長速度
―入社からもうすぐ5年目ですが、入社前は、今のようなキャリアを想像されていましたか?
入社前に思い描いていたキャリアと今を比べると、想像していたよりも遥かに広がっているなと感じます。一般的に、入社5年目というと、ある程度の経験を積んで仕事に慣れてくる頃だと思うのですが、まさか30名以上のメンバーをマネジメントする立場になるとは、夢にも思っていませんでしたね。
—入社当時は、会社全体でも20名ほどの規模だったと聞いています。
そうなんです。当時は30名ものマネジメントをするとはまったく想像できませんでした。当時のM&A総研は、急成長中のフェーズだったので、これから人が増えていくという話は聞いていました。まさかこんなにも勢いよく増えていくとは思っていませんでしたね(笑) ましてや、未経験で入社したばかりの自分が、その中でマネジメントを任されることになるとは思いもしなかったです。
未経験者を最速で成約に導くマネジメント方針
―マネジメントをする中で、覚悟が変わった瞬間はありましたか?
このタイミングで覚悟が変わった、というような明確な出来事は正直ありません。ただ、思い返せば入社して右も左もわからなかった自分を、上司の方が本当に手厚くサポートしてくださったんです。そのおかげで、今の自分があると思っています。だからこそ、初めてチームを持ったときから、どうすればメンバーがいち早く成約できるかを常に考えています。そのためにできることはすべてやりたい、という気持ちは当時から今も変わっていません。
―部下が増えると、一人ひとりと向き合う時間も限られてくると思います。そんな中で、コミュニケーションをとる上で意識していることはありますか?
今期から本部長制になったので、人数は増えましたが、以前よりもひとりひとりと向き合う時間は増えたような気がします。意識しているのは、メンバーひとりひとりの根本的にある考え方を理解することです。それぞれが何を考え、どういうモチベーションで仕事をしているのかを意識しながら、コミュニケーションを取るようにしています。入社してきたメンバーには、まず最初に「どうしてほしいか」を聞くようにしています。褒められて伸びるタイプの人、ビシバシやってもらわないと困るという人。部下のタイプに合わせて指導することで、より良い結果を出せると考えています。
―ご自身がフロントから離れ、メンバーのディールにフルコミットできるようになったんですね。
そうですね。本部長制が始まったことで、自分の時間を思い切りメンバーに向けることができるようになりました。以前は自分のディールも抱えていたので、正直なところ、どうしても自分のディールを優先してしまう側面がありました。今はメンバー全員にフルコミットできるようになったことが、私にとって非常に大きいです。日々、メンバーに同行しているので日本全国を飛び回っています。
家族の反対を乗り越え、M&Aの世界へ
―M&A業界でのキャリア、ご家族にどう話しましたか?
妻とは付き合いが長く、私の性格もよく理解してくれているので、「やりたいって言ったら聞かないだろう」と思っていたようです。「やりたいならやるしかないんじゃない?」という感じで、背中を押してくれました。ただ、義母から猛反対されました(笑)。義母は妻に「今回の転職を認めるなら、もう縁を切る」と言うほど反対していたそうです。義母には「3年間だけ時間をください。それでダメだったら、公務員にでも何にでもなります」と伝えて、なんとか認めてもらいました。
―その言葉は、まさに覚悟の表れですね。
当時は「絶対に成功してやる」という強い思いがありました。今では、休日はなるべく仕事をしないようにして、家族との時間を作るようにしています。この業界でオンとオフの切り替えがしやすいのも弊社の特徴の一つかもしれません。前職も平日は朝早くから夜遅くまで働いていて、そもそも家族と向き合う時間がなかったので、妻も特に違和感はないようです。
自分の成果よりもメンバーの成長を支えたい
―今のモチベーションはなんですか?
入社当初は、いかに早く成約するか、そして件数を積み重ねて役職を上げられるかがモチベーションでした。しかし今は、自分の案件よりもメンバーの成長がモチベーションになっています。きれいごとではなく、メンバーの役に立てたときに、素直に嬉しいと感じます。この間も、弊部のメンバーが初めて成約したのですが、二人三脚で頑張ってきた案件だったので、無事決まったときは本当に嬉しかったですね。「岩沢さん、ありがとうございました」と感謝を伝えてくれて、頑張ってきてよかったなと思いました。
─本部長として、今後の目標はありますか?
目標というか、常に意識しているのは、メンバーが成約する前に辞めないようにすることです。M&Aアドバイザーは、最初の架電業務が正直めちゃくちゃつまらないと思います。しかし、フェーズが進んでいくと、どんどん面白くなってくるんです。だから、一度でも成約を経験してから、この仕事が向いているかどうかを判断してほしいと思っています。成約せずに辞めてしまうのは、本当にもったいないです。スポーツでいうなら、試合に出ずに練習だけで辞めてしまうようなものなので。実際に試合に出ないと、面白さはわからない。だからこそ、いち早く成約できるよう、私が役に立てるのであれば、全力でサポートしたいと思っています。
安定を捨ててリスクを負ってでも挑戦したいと思うなら、是非「M&A総研」へ
―M&A総研に入社前の自分に今のご自身から声をかけるなら、どのような言葉をかけますか?
私は幸い、上司にも恵まれ、ここまでくることができました。成約には運の要素も大きいと思っていますし、すべてが自分の実力だとは思っていません。だから、もし独身だったら「来い!」と言います。しかし、家族がいる中で安定した収入を捨ててまで、この世界に飛び込むのは、並大抵の覚悟ではできないことです。それを捨ててでも、リスクを負ってでも挑戦したいという覚悟があるなら、ぜひ来た方がいい。そう伝えます。
―家族がいるいないに関わらず、転職を考えている人たちに刺さる言葉ですね。
そうですね。M&A業界は決して楽な世界ではありません。それでも「やりたい」という強い気持ちがあるなら、後悔しないように挑戦するべきだと思います。もし、少しでも迷う気持ちがあるなら、来ない方がいいと私ははっきり伝えています。
―最後に、M&A総研への転職を考えている方に、メッセージをお願いします。
もしM&A総研で失敗した場合、次のキャリアがあるのかどうかまで考えるべきだと私は伝えています。特にご家族がいらっしゃる方は、安定したキャリアを捨てて、リスクを負うということになります。それでも「挑戦したい」という強い覚悟があるなら、私は全力で応援します。この仕事は、自分がやりたいことを追求できる素晴らしい世界です。安定を選んでつまらない人生を送るくらいなら、リスクを負ってでも、やりたいことをやってみる。その覚悟がある人に、ぜひ来てほしいですね。
編集後記
部下一人ひとりに寄り添い、成約という成功体験を通じて自信を育てる。岩沢さんの原動力は、メンバーの成長にあります。一人一人の個性に応じた指導、徹底した伴走姿勢、そして「成約前に辞めさせない」という信念。その在り方が、次世代アドバイザーたちの背中を力強く押しています。
